なあ・・・オレはもうお前と一緒にはいられないのか？

いつだって・・・いつだってオレ達は共にがんばってきた。

雨の日も風の日も・・・いつだって・・・！

なのに・・・今はお前が遠いよ。

なあ、顔を見せてくれないか？もうしばらくお前の顔を見ていないんだ。

今見えるのは背中だけ・・・。

それもどんどん離れて小さくなっていくんだ。お前は前へ進んでるんだもんな。

・・・怖いよ。お前と離れるのが。

でも前へ、上へと進むお前を止めたくない。

止まってしまったオレにお前を止める権利もない。

なあ、オレはどうしたらいい？

どうすればお前と・・・。

・・・

いや、分かってる分かっているんだ。

フッ・・・分かってないフリなんてオレらしくもない。

オレがお前より僅かでも速く前へ進めば・・・いずれ追いつく。

さて、それじゃそろそろ進もうか。

なあにすぐに追いつくさ、すぐに・・・。



左手様へ　　　　右手より